こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。
死別直後、自分がこれからどうやって生きて行っていいか分からない時でも、私は周りの人のアドバイスを求めることが苦手でした。それでも私のことを思って提案してくれた人が何人かいました。
実家に帰れば?
実家の近くに引っ越せば?
東京に引っ越せば?
転職すれば?
海外に行けば?
無理に変えることはないよ。現状維持。
その頃は周りから現状を変えるように提案されても、「そんなことできない」としか思えませんでした。
前の夫と暮らした家が好きで、その時点では人に貸したり、手放したりすることなど考えられなかったし、転職して新しい仕事を覚えられるような精神状態ではないとも思っていました。なので、最後の「現状維持」だけは、それしかできなかったので実行していました。
でも今になって振り返ると、あの時すでに私の心に引っかかっていて、時が経つとともに実際に行動に移した選択肢があったことに気づきました。
東京に引っ越せば?
海外に行けば?
どちらも「そうできたらいいけど、無理だな」と死別直後は思っていました。
でも三回忌を過ぎると、私は前の夫と暮らした家を人に貸して東京に引っ越し、それからしばらく経って初めてハワイに来ました。
それをすべて自分で決めたつもりでいましたが、私が苦しんでいるとき、周りの人が提案してくれたいくつかの選択肢から、自分の心に引っかかった言葉を、実現できるタイミングを選んで実行しただけに過ぎませんでした。
これから進む道は、私を良く知る人たちがかけてくれた言葉と、過去の自分が進んできた道、進みたかった道が教えてくれた気がします。