こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。
今日は、死別経験者同士の恋愛についてと、死別経験者とそれ以外の方(離別経験者の方・初婚の方)との恋愛について書きたいと思います。
配偶者との死別を経験した方の多くは亡くなった配偶者やその家族への罪悪感や後ろめたさを感じることが多いことは何度か書きました。
これまで書いたことは、死別経験者としてでしたが、配偶者との死別を経験したことがない方から見た死別経験者との恋愛についても触れたいと思います。
死別経験のない方は、死別経験者との恋愛を難しいと考える人が少なくないと思います。
相手が亡くなった配偶者のことを忘れられないじゃないか、と不安に思うことは自然なことだと思います。
私自身、亡くなった前の夫のことを一生忘れることはないと思っています。
というよりも、忘れてはいけないと思っている、という方が近いかもしれません。
私にとって、前の夫を忘れないことと、他の人を愛せないというのとは全く別の問題で、どっちの方をより愛しているかなんて、比べられる種類のものではありません。
死別を経験した方は、そういう微妙な気持ちを分かり合えるパートナーとして、死別経験者を選ぶ方も少なくないと思います。死別経験者同士なら、細かいことを説明しなくても深いところまで分かり合えるからです。
実際、私の知っている方の中にも死別経験者同士で幸せになっている方たちがいらっしゃって、とてもうれしく思っています。
ただ、死別者同士だからといってうまくいくケースばかりではないとも思っています。でもそれは、他の恋愛と同じように、タイミングが悪かったり縁がなかったりしただけだと思います。
死別後は精神的に浮き沈みが激しいので、今はうまくいかなくても、時が経てばうまくいくケースもあると思います。
自分の気持ち、相手の気持ち、環境など、時間が経てば変わることもあると思うからです。
恋愛だけに限ったことではありませんが、相手の気持ちは自分にはどうすることもできませんが、自分のことは変えられます。
だから、何かがうまく進まないのだとしたら、自分の考え方を見直してみてもいいのかなと思います。
私の知り合いには離婚歴のある方と結婚を前提に長くお付き合いされている方もいます。
ちなみに私の今の夫は初婚です。
私自身、死別した直後は、死別した人しか私の気持ちはわかってもらえないと思っていた時期がありました。でも、ある時期を過ぎると、何もかも分かり合える相手などもともといないということに気づきました。
同じ死別経験者でも、長い闘病の末に亡くした方と突然亡くした方、病気で亡くされた方と事故で亡くされた方、自死など、亡くし方はそれぞれで、それによって思いも違うと思います。
たとえ全く同じ時期に、同じ闘病期間で、同じ病で配偶者を亡くしたとしても、それまで築き上げてきた夫婦関係が全く同じではないはずです。
死別者同士でも、そうでなくても、お互いの違いを認め合うことができれば、恋愛はできるし、縁があれば結婚するかもしれません。
ご自身が死別経験者の場合も、好きになった相手が死別経験者の場合も、相手と分かり合えないのではないかという理由だけで恋愛をあきらめてしまうのはもったいないと思います。
うまくいく相手とはいくし、いかない相手とはいかないのが恋だと思います。