こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。
初めてハワイを訪れたのは四年前の四月でした。その旅で今の夫と出会い、日本語のできない夫に私が初めて教えた日本語は「ヨダレカケ」でした。
当時、親友が初めての赤ちゃんを妊娠していて、出産予定日間近だったので、お土産はハワイっぽいベビー服とスタイ(よだれかけ)にすると旅行前から決めていて、夫はお土産選びに付き合ってくれました。
その友人は元気な女の子を出産し、その後二人目もできて、先日、一人目の子の四歳の誕生日だったと言って、二人の写真を送ってきてくれました。
妹ができたせいもあるのか、すっかりお姉さんっぽくなった一人目の女の子の写真を見て、もう四年、という気持ちと、まだ四年、という気持ちが入り混じりました。
四年前、初めてハワイを訪れる前の私は、まだ死別の苦しみから抜け切れずにいて、その友人に寄りかかってばかりいました。
以前も書いたことがありますが、前の夫を亡くしてから、時間グスリという言葉を聞くのも嫌でした。そんな薬が効くまで耐えられないと思っていたからです。
今でも、大切な人を亡くした人に対して、「時間が解決してくれる」という言葉をかけるのは、励ましにならないような気がしてしまいます。
時間が解決するなんて、そんなことは本人が一番わかっている、でもつらくてどうしようもないのに。
そう思ってしまうのです。
今、自分を振り返って思うのは、泣いていても笑っていても、やっぱり時間は間違いなく過ぎていくということです。
だから、今は泣いていてもいいと思います。
泣いているのがつらくて、何か行動しないといてもたってもいられないなら、外に出て気晴らししてもいいし、気晴らしする気力さえなければ、じっとしていたっていい。
私の場合は、何もする気力がない時間を過ごし、何もしないのがつらくなって行動して、疲れて休んで、寂しくなって泣いて、周りの人に頼って、それもつらくなってまた行動して、と繰り返し、時間をやり過ごしていた気がします。
それが良かったのかどうかなんて今も分かりません。
ただ、その時はそうするしかなかったのです。