死別後立ち直るということ。矛盾を認め自分を許す

死別後の葛藤

こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。

 

 

死別後、立ち直るということは、自分の中の矛盾を受け入れて、自分を許すことなのかもしれないと思うことがあります。

 

 

死別直後に味わった絶望、後悔、自責の念。

 

 

もう二度と死別前の自分には戻れないと思うほど、その時期は苦しかったのに、時がたち、大切な人を亡くした悲しみが薄れていくと、今度はそれが葛藤に変わることもあります。

 

 

亡くしたパートナーを忘れたいわけではないのに、いずれ新しいパートナーとの人生を望んでいる、という葛藤を抱えていらっしゃる方も多いと思います。

 

 

一生添い遂げると決めて結婚し、さらに自らの意思ではなく別れが訪れてしまった。

 

 

添い遂げたかった相手が、命を終えるまで一緒にいられたのに、自分だけ新たなパートナーを求めてしまっているという、矛盾。

 

 

 

その矛盾を一番わかっているのは自分自身だから、その望みはなかなか人の前で自分から言葉に出しにくいと思います。

 

 

私の場合、自分がそれを望んでいることを言葉に出せたのは、実際にそう考え始めてから時間が経った後でした。

 

 

言葉に出さなければ一人のままだという焦りもあった気がします。

 

 

私は、前の夫を亡くした後、かなり早い段階から残りの長い人生を一人で生きることへの恐怖のような気持ちを抱えていました。

 

 

一方で、死別して間もないのに、そんなことを考える自分のことが許せない気持ちも抱えていました。

 

 

そんな葛藤の中、結果的には私は今の夫に出会って再婚しましたが、今の夫に出会うまでには色んなことがありました。

 

 

嫌な思いもしたし、傷つくこともありました。

 

 

そもそも新たなパートナーを望まなければ経験しなくても済んだことだったと思います。

 

 

それでも私は、自分の心の奥底で新たなパートナーを望んでいることを気づいていながら、望んでいない振りをすることはできませんでした。

 

 

自分の中にある矛盾を受け入れて自分を許す。

 

 

それを意識的にしたわけではなかったけれど、今となっては、あの時の私にはそれしか生きる道がなかったような気もします。

 

 

 

 

 

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