こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。
今の夫と出会い、つきあい始めてから、19時間の時差のある遠距離恋愛の中、私たちは時間を合わせて必ず毎日電話で話していました。
つきあい始めてしばらく経っても私の中でずっと気になっていることがありました。
今の夫は初婚です。少なくとも日本では、未婚の男性が死別の女性とつきあう、ましてや結婚するというのはそう簡単な決断ではないことは感じていました。
ある日、私は思い切って聞きました。
私が死別だっていうことが気にならないのか。独身なのに死別の女性とつきあうなんて嫌じゃないのか。
It’s not your fault. (君のせいじゃない)
彼はそう言いました。
その一言で十分でした。
前の夫が亡くなってからずっと消えなかった自責の念、後悔、喪失感、絶望感、新たな恋愛への後ろめたさ。
そのすべてをひっくるめて、もう、その一言で十分でした。