こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。
前の夫を亡くしてから、ハワイで再婚するまで、いろいろな葛藤がありました。死別するまで全く意識しなかったことで傷つくようにもなっていました。
たとえば、色々な手続きの際の書類にある、婚姻状況の選択肢。
「独身」か「既婚」の二つしかないものも多くありました。
結婚したけど離婚してない。だから私は独身じゃない。
結婚したけど夫はこの世にはいない。だから私は既婚じゃない。
選ぶべきは「独身」だったのだと思いますが、独身であることを認めたくはありませんでした。
逆に選択肢があるもので傷ついたこともありました。私が勤めていた会社では、会社のシステムの中で、自分の情報を入力し、変更がある人は自分で更新することになっていました。夫と死別し、世帯主となった私もその一人でした。
そのシステム内での婚姻状況の選択肢は、「独身」、「既婚」、「離婚」、そして、「未亡人」でした。
確かに私は未亡人でした。でもどうしても、未亡人と呼ばれることや、それを認めることを私の心が拒絶していました。
きっと、人から見たらどうってことない選択肢を前にして、涙を我慢するのに必死でした。