こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。
今までに何度か書いたのですが、私は日本ではずっとペーパードライバーでした。
でも今私がハワイで住んでいるところは車がないとかなり不便なので、ハワイ州のドライバーズライセンスもとって、ビビりながらも運転しています。
先日、用があって昼間にワイキキまで車で行き、用事が済んで家に帰ろうかな、と思ったころに仕事が終わったばかりの夫から電話がありました。
「今ワイキキの近くにいるけど、そっちに行こうか?」
私はワイキキに行くといつも同じパーキングに停めるので、夫は私がどこにいるのか知っていました。
「うん、来て」
と私は答えました。
夫も車で仕事に行っているので、夫が来たからと言って、私の車を夫が運転して帰ることはできません。なので、二台の車が前後に連なって帰るだけの話なのですが、私が用事でワイキキに車で行く日には時間が合えば夫が仕事帰りにワイキキまで来て、私の車の前か後ろを走って帰るということをよくします。
運転中はずっとスピーカーやイヤホンを使って電話で話しながら運転して帰ります。
車線変更をしないといけない場面が多いので、その時に、夫が私の後ろで先に車線変更をして、「ほら、今前に入って!」みたいなことをしてくれるので楽なのです。そうやって甘やかすからなかなか私の運転が上達しないのかもしれませんが(笑)。
そして先日、同じように夫が私の車の後ろを走っていた時のこと。
隣の車線から、私の車の真後ろに大きいバイクが入ってきました。私の車と夫の車の間にバイク、という状態です。
私はできればそのバイクに私の車を抜いてほしかったのですが、バイクはずっと私の後ろにぴったりとくっついたままでした。
そして、私の車の後方(バイクのあたり)から、何度もクラクションの音が聞こえました。
ちなみにその時はトンネルを抜けたばかりの下りの坂道だったのもあって少し速度を落としはしましたが、でもちょうど制限速度くらいで走っていました。
電話で夫とつながっていた私は、「ん?ん?」と言っていました。
誰か(たぶん後ろのバイク)が、誰か(たぶん私)にクラクションを鳴らしている気がするけど、私何か悪いことしてるのかな・・・・。
だからと言ってビビりの私は下りの坂道でスピードをあげるなんてできません。
隣の車線も空いていて、抜こうと思えば私の車なんてサッと抜けるような状況だったのにクラクションの音がやまなかったので「あれ?私に対するクラクションではなかったのかな」と不思議に思っているうちに、そのバイクはしばらくしてようやく私を抜いて前に出ました。私はホッとしました。
クラクションをなぜ鳴らされたかなんて、すでにどうでもよくて、クラクションが鳴らなくなったことでホッとしていました。
しばらくたって、赤信号で止まると、さっきのバイクが私と同じ車線の前で停まっていました。すると後ろにいた夫の車が、横の車線にうつり、バイクの横へ。
夫は窓を開け、そのバイクに何かを話しかけようとしています。
「え、何を言うつもりなの???」
私は焦りました。相手はヘルメットをかぶっているので人相も何も分かりません。
夫「さっきなんでクラクションを鳴らしてたの?自分に対してだった?」
バイクの男性「いや、前の車があんまりゆっくり走ってたから」(前の車というのは私の車のこと)
夫「だったらあんなにクラクション鳴らすんじゃなくて、抜けばよかったのに。隣の車線は空いてたし、自分は後ろを走ってたけど、制限速度ちょうどだったよ」
バイクの男性「そうか。そうだね。分かったよ」
夫は窓をしめ、そして信号は青に変わりました。
夫がバイクの男性に話しかけた時の私の思考回路はこうでした。
「え、何?なんか文句言おうとしてる?」
「逆ギレされたらどうするの?」
「暴力振るわれて怪我でもしたらどうするの?」
「相手が銃持ってたらどうするの」⇒かなり大げさな発想になっていますが、ここは日本ではないので、とっさにそういう発想が出てきてしまいました。
クラクションを鳴らされた意味は分からなかったけど、とりあえずバイクが離れていったからまあいいや、と思った私。
なぜクラクションを鳴らしたかを確かめた夫。
これが日本人とアメリカ人の違いなのか、ただの性格なのか。
自分が悪くないと思っていても、その場が収まればそれでいいと思ってしまう自分の性格に改めて気づかされた出来事でした。
んーでもやっぱり、夫にはバイクに話しかけてほしくなかったなあ。何かあったら怖いもん(笑)。