こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。
前の夫を亡くした後、三回忌を迎えようとする時点でも、私は亡夫と暮らした一軒家に一人で暮らしていました。亡夫がとても気に入っていたその家は、私にとっても居心地がよく、とても大切な場所でした。
それでも、寝室では眠れなくて、毎晩リビングのソファーで寝ていました。
その頃の私は、夫を亡くした悲しみとは別の、たとえようのない不安にいつも襲われていた気がします。
平均寿命で考えたらまだ半分以上残ってる、どうしよう、私、そんなに長く生きるのいやだ、どうやって生きていけばいいんだろう・・・どうしよう・・・
不安の元がなにかもよく分からず、周りのアドバイスも受け入れられず、気持ちは落ち込む一方でした。
遺産相続の時、どうしても譲りたくなかった思い出の家に住んでいることさえも、不安の要因のように感じられました。
ここにいたら、ずっと私はこのままかもしれない。そんな焦りも感じ始めていました。
東京に住もうかな・・・
結婚前、夢を追いかけていた場所。東京に住めば何かが変わるかもしれない・・・そんな考えが頭に浮かんだのはそのころでした。