こんにちは。Michiyoです。
日本で暮らしていた6年前、40歳の時に前の夫と死別し、現在はハワイ生まれハワイ育ちの日系人の夫と再婚してハワイに暮らしています。その生活も一年が過ぎました。
前の夫が亡くなった直後の私は、悲しいというよりも、何が起こったのか分からないような状態でした。何をどうすればいいか分からず、目の前のことを片付けないと落ち着かない。だからとりあえずこなす。でも結局、片付いても落ち着かずまた不安になる。という繰り返しでした。
あの時、ああしてあげてたら今でも生きてたかも・・・
あの時ああしてくれたのに、ちゃんとお礼を言わなかったなあ・・・
この先の人生、長すぎる・・・
そんなことが頭の中をいつもぐるぐると回っていました。
自分の不安な気持ちを分かってくれる人がいるかもと、SNSで若くして死別した人のグループを探して参加してみたりしました。
実際にそのグループの人たちには何度も会い、配偶者と死別した人しか分からない気持ちをたくさん語り合い、共感しあいました。
その時の私にはかけがえのない時間で、その出会いには本当に助けられました。
その頃は、新しく知り合う人のほぼすべてが、比較的若くして配偶者と死別した人という状況でした。
悲しいことに、若くして死別する人が本当にたくさんいることを知りました。
そんな時、時々私の頭をよぎる気持ちがありました。
死別する前の私にはもう戻れないのかなあ・・・戻れないなあ・・・
二十代前半の時、日本語字幕なしで英語の映画を理解できるようになりたいと思い立って、アメリカに一年ホームステイした私。前の夫との共通の夢を追いかけていた私。海外旅行が好きでいろんなところに旅した私。
私が海外旅行好きだと知る友人は、前の夫を亡くして一年が経っても落ち込んでいた私に「海外にでも行ってみたら?」と声をかけてくれました。私の仕事は英語も使う仕事だったので、環境を変えてほかの国で暮らす道を提案してくれたのです。
いつかまた海外に住みたい気持ちはなくはない・・・でも、今の私の精神状態では絶対無理だ・・・
その時はそんなふうにしか思えませんでした。