こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。
先日書いた「生きる勇気、死ぬ勇気」というタイトルのブログに、お問い合わせフォームから気になるコメントをいただいたので、今日はそれについて少し書きたいと思います。
私のブログにいただくコメントは、「はてなブログ」のアカウントを持っていて、そこにログインしている方だけが書いていただける設定にしてあります。
ただ、「お問い合わせフォーム」からであれば、はてなブログのアカウントを持っていなくても書いていただくことができるので、時々、感想などををお問い合わせフォームからいただくことがあります。
私の場合、お問い合わせフォームからいただいたお問い合わせなどは基本的には公開していません。
でも今回は「生きる勇気、死ぬ勇気」という内容も内容で、気になったので、色々と考えた末、一部公開させていただき、ここからお返事を書かせていただくことにしました。
今回、お問い合わせフォームからコメントくださった方は、数年前にパートナーを亡くされた方です。
下記がいただいた内容から一部抜粋させていただいた内容です。
”死ぬ勇気がないなぁと日々思っています。そして望んでもいないのですが、生きる勇気、生きていく覚悟も持てないなぁと。終わりの見えない明日が怖い。自分だけではないし、もっともっとたいへんな状況の人々もいるとわかっていても宙ぶらりんな状態から抜け出せず。いつになったらそれなりの大人になれるのだろうと思います。”
この内容を読ませていただいた後、私はどんなお返事をしようかとすごく悩みました。
私がセラピストかカウンセラーだったら、何か助けになる言葉が思いつくのかもしれないのですが、私は自分の経験や日々感じたことなどを思いつくまま、書きたいように書いているだけで、「こう考えたら楽になるよ」とか、「こうした方がいいよ」と、いう具体的な言葉が思いつかなかったのです。
ただ、一つ思ったのが、前の夫を亡くした後、私もこの方が書いてくださったような「宙ぶらりん」な状態で何年も過ごしていたなぁということです。
そう考えた時に、この方だけではなくて、きっと、ほかにもたくさんいらっしゃるであろう、同じような思いを抱えている方たちにも読んでいただきたいと思いました。
先日も書いたのですが、私は「死ねたらいいのに」と思っていた時期が長くありました。
前の夫が本当に死んでしまったということが受け入れられずに茫然として、そして、それを受け入れるぐらいなら、死んでしまった方がずっと楽だと思いました。
私の人生は終わったと思いました。
前にも書きましたが、私に生きる勇気があったから死ななかったとはやっぱり思いません。
でも、今になって振り返ると、あの時の私、あんな状況でよく頑張ってたなぁって思うのです。
希望もなく、先も見えず、いつも不安で仕方なくて。
前の夫と一緒に寝ていたベッドに一人で寝るのがつらくて、その家を出るまで二年間ずっとリビングのソファーで寝ていました。
引っ越してからも、何かが急に変わることはなくて、何もする気が起こらず、ベッドから出られない日もたくさんありました。
その次の日になっても、ベッドから出られなくて、その次の日になっても何にも変わらなくて、こうやってずっと過ごすのかなあと思ってさらに不安になったこともありました。何度も何度も。
だから、お問い合わせフォームからコメントくださった方、そして、似たような思いを抱えている方に言いたいのです。
私も同じでした、と。
幸せであれば、生きたいと思うことは簡単です。
だって幸せなんですから。
幸せな人はきっと、生きたいとか、そんなことを意識しないのです。
でも、絶望した人にとっては、生きることって大変ですよね。
でも、ほんの些細なことでも自分を喜ばせてあげられる何かがきっと見つかる時がくると思います。もしかしたらもう見つけているかもしれない。
好きなスポーツ選手とか、好きなアイドルとか、何でもいいと思います。これをやっていると気が休まるという趣味とか。もしかしたら昔追いかけていた夢かもしれない。
ほんの少しでも自分の心が休まったり、心が動いたりする何かがみつかったら、一日中それについて考えていたっていいと思います。
見つからなければ、ただ休んでいたっていいと思います。
今回のコメントに、「いつになったらそれなりの大人になれるのだろう」と書いてくださいました。
そんな風に考えられる時点で、きっともう十分大人なんだと思います。
私はそんなふうには思えませんでした。私は自分のことを今だに何も成長していないとさえ思うのです。
だから言いたいです。
あなたは、そんな状況なのに本当に、本当によく頑張っています。