こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。
ハワイで住みはじめて以来、日本っていいなあと思ったことはたくさんありますが、中でもある職場の採用試験を受けた時のことが印象的でした。
それは比較的大きな日系の企業で、従業員の多くは日本人の会社です。
履歴書を送り、面接をして、人事の女性(日本人)から電話がかかってきました。
「○○ドルでオファーしたいんですが、いかがでしょうか」
私は採用になったらそこで働こうと思っていたので、「はい、お願いします」と言いました。
するとその女性は、「明日、ドラッグテストを受けていただけますか」と言いました。
私はその時、何を言われているのか分かりませんでした。それを感じ取ったのか、人事の女性は続けました。
「Michiyoさんのお住まいの住所からだと○○というところが近いので、明日、そこに行ってください。ドラッグテストを受けに来ましたと言っていただければ大丈夫です」
「あ、はい。分かりました」
とりあえず電話を切った私は、「ドラッグテスト」という単語を調べました。
ドラッグを使っていないことを証明するための尿検査のことでした。
「え、私、ドラッグ使ってるように見えた?疑われてるの???」
私はショックを受けました。
そして夫に、親に言いつける子供のように「ドラッグテスト受けろって言われた!」と言いました。
でも、夫の反応はとても薄いものでした。
「ふうん、そりゃそうだろうね」ぐらいな感じです。
夫の仕事は色々な企業や政府の建物などにも出入りするので、その場所に入ってからすべてのゲートを閉められて抜き打ち検査をされることもあるそうです。
私が日本にいたころ、最後にいた会社は本社がアメリカの会社でしたが、ドラッグテストを受けろなんて言われたことは一度もありませんでした。
結局、これがアメリカで働くということなんだと自分を納得させ、ドラッグテストを受けました。
ドラッグテストが何かさえ知らなかったその感覚が、なんと恵まれていたのだろうと思った瞬間でした。
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